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改善真っ只中

内部統制プロジェクトは運用有効性の評価を終え、課題も明らかになったところで下期いっぱいかけて改善活動を実施します。
今年2度目の中国出張に行ってきました。訪問先は前回と同じで上海ともう一箇所です。

今回の目的は改善策の立案と関係部門との合意形成です。
各拠点は財務部が中心となってこれまで評価を実施してきましたが、全社の仕訳を生成するプロセスを見直して改善をしていくことになります。

財務部内の改善はメールや電話のやりとりで立案・協議ができるのですが、難しいのは生産管理、調達、総務などの財務部以外の部門に改善案を合意してもらうことです。彼等からしてみると今までやってきた業務に面倒な内部統制のコントロールなんてやりたくないし、第一に今までやってきたやり方で間違ってなんていないという思いもあります。

特に上海ではディスカッションに大幅に時間を割き、関連部門と現状業務のやり方について改めてヒアリングを行い、改善策について話を進めてきました。

「件数が多いから業務が回らない、だからできない」とか「今のやり方で十分チェックできている、だから必要ない」と言った意見が出ました。それに対しては「件数が多いなら予定と実績の差分だけ管理する方法やサンプルチェックで対応する」、「会社の重要な数字を決めるプロセスだから担当者のセルフチェックだけでは不十分。マネージャーの確認が必要」といったやりとりを交わし、合意形成をしてきました。

今回、別拠点から上海への移動日を週末にして、日曜日に烏鎮(wuzhen)に行ってきました。上海の内部統制メンバーが車を出してくれて一日私の観光に付き合ってくれました。烏鎮は上海と杭州の間にある水郷鎮で上海人の人気も高いそうです。現在、東地区と西地区が公開されており、西地区は今年オープンしたそうでまだあまり知られておらず、行き交う人もまばらで古い街並みの雰囲気を堪能することができました。

東地区です。こちらはたくさんの観光客で賑わっています

c0125397_8233731.jpg線香を供えるエリア

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鎮を一本の運河が貫いています

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藍染めの生地を干しているところ



西地区です
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映画の撮影をしていました

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街の端まで歩いて帰りは船に揺られて帰ってきました

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by beyondpark | 2007-11-18 08:42  

運用有効性評価から改善活動へ

内部統制プロジェクトも前半の山場を迎えています。
文書上でOKとされたコントロールが実際に有効に機能しているかをテストする運用有効性評価フェーズが今月末で終了するのです。

私が担当している国内、海外の生産拠点は私を含めた2名のコンサルタントで支援しています。国内生産拠点の支援はまだコンサルタント2年目ですが非常に優秀なN君に現地サポートを任せ、私は海外の2拠点と本社工場を支援しています。

9月最終週の4日間で各生産拠点の内部統制チームを一同に集め、ワークショップを実施します。
ワークショップではこれまでに出た課題を整理し、今後の改善活動の方針をディスカッションする場にするつもりです。

今週はワークショップのアジェンダを作ることから始まり、各拠点のテスト結果をレビューしディスカッションするテーマを選定したり確認する項目を洗い出したりと準備に明け暮れ「山場感」たっぷりの一週間でした。

今回2回目となるワークショップ、前回は中国語と日本語が飛び交う場でしたが、今回もまた中国語と日本語、そして英語も飛び交う国際色豊かなワークショップになりそうです。

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by beyondpark | 2007-09-22 09:48  

文書化と運用評価

現在私がアサインされているプロジェクトは有効性の評価フェーズの真っ最中。文書化された有効性評価を終え、運用評価を実施するところに差し掛かっています。

運用評価の実施に当たって、今回クライアントの海外生産拠点に行って参りました。
私が行ったのは中国にある2拠点、今回が二度目の中国訪問です。
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前回行ったときにも感じたことですが、under constructionが大変目に付きます。
上海ともう一箇所は日系企業が多く進出している地方都市、上海をはるかに凌駕する建築ラッシュで香港、上海以外の都市も凄いスピードで都市化が進んでいます(左の写真は上海)。



現地のプロジェクトメンバーが用意した、運用評価に必要な業務プロセス毎のサンプルデータと証憑類をレビューしました。
そこで実際に運用評価で用意した証憑を集めてチェックして見ると、そこで新たに業務改善が必要な事象が出てくるということがありました。これは有効性評価のフェーズでの難しいポイントですが、やはり文書に拠る業務の評価というのは網羅的に不備の洗い出しをするということに限界があります。

運用評価を実施した後には、これまでの文書化、有効性評価、運用評価で洗い出された課題に対する業務改善案のとりまとめ。そして実際の業務改善の実施です。

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by beyondpark | 2007-08-22 21:53  

内部統制プロジェクト

「内部統制ルール実質緩和」金融庁方針 企業の負担軽減 

2008年度から全上場企業に摘要する「内部統制ルール」を実質緩和する方針となりました。
緩和策のポイントは下記3点

1.点検する部署・拠点の合計売上高が全体の3分の2以上を目安
→3分の2を下回る水準も容認

2.導入時の文書化作業、システム投資は全拠点
→売上高で計5%未満の小規模拠点は対象外

3.「重要な欠陥」のあった部署の連結税引き前利益に占める割合が5%超の場合、投資家への公表が義務付けられる。
→その部署の利益の割合が一時的な理由で5%を越えた場合は、公表の対象外にできる
(Source:日本経済新聞 2007/6/30)

私が現在アサインされているプロジェクトは内部統制のプロジェクトです。
上記の記事
2009年3月期から内部統制報告書の提出が上場企業に義務付けられました、
いわゆる日本版SOX(金融商品取引法)です。

日経ビジネス2007.5.21号では「すくむ経営」と題して内部統制、CSR、コンプライアンス、グリーン調達等の対応で企業は身動きが取れずにがんじがらめになっているという趣旨の特集が組まれました。

確かに行き過ぎた対応で本来の業務に支障を来たしてしまうのは本末転倒だと思います。
一方、現場で内部統制プロジェクトでは「どこまで対応すればOK」という線引きについては非常に難しい判断を日々迫られています。
クライアントの監査法人とのやり取りの中で「どこまで対応すればOK」が決められていくわけですが、昨日までの監査法人とのやりとりでは私達のプランに監査法人がなかなかOKがもらえずにスケジュールと作業量との難しい調整を強いられていました。

来週以降はこの緩和ルールによって多少はプロジェクトがスピードアップすることを期待しています。

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by beyondpark | 2007-07-01 02:28